ひなかざり(雛人形)

「ひな祭り」をテーマにしていろいろ作ってみよう。

対象/中学部 実施期間/7~8時間

準備物/粘土、竹串、木工ボンド、転がし棒和紙、目玉シール、絵具、筆、赤い素材、
    金紙、ボールペン、下敷き用雑誌

①粘土でいろんな形をつくろう。

「おだんごでもヒモでも、自由な形を好きなだけ作りましょう。」
(人形作りとは言わない)

教師は、成形していくための糸、棒、へら、竹串などの準備と、指の力の弱い生徒用に柔らかい粘土も用意しておきます。

充分乾燥させた粘土たち。これが雛人形の素材となります。
教室中央のレッドカーペットに素材が並んでいます。

「今日はこれを使って ひな人形を作りましょう。」

誰が作ったものでも関係なく、人形の素材として使いたい形を選び、木工ボンドで自分なりの人形を作ります。

立体じゃなく平面的でもOK。大きさも自由ですよ。

たくさん出来ましたよ。

その中から、お気に入りを一人一点持ち寄りました。

「この中からお内裏様とお雛様それぞれ一点ずつを選ぶので、手を挙げて下さいね。」
「え~っ!」

②顔と衣装で人形の完成だ!

雛人形を意識して、手でもみほぐした和紙をちぎり、体部分に糊付けしていきます。

目玉シールを貼ると。どんな形でも顔になっちゃうから不思議だよねー。

細かい部分は絵の具やマーカーで色付けしていきました。

濃い~キャラクターの雛人形たちが出来ました。

③ひな壇も作って人形を飾ろう

あらかじめダンボールで雛壇を作り分解しておきます。

分解したピースが全面赤くなるまで、マーカーやマジック、シール、紙を貼っていきました。

いろいろなやりかたで とにかく赤くなりました。

次に、雑誌などを下敷きにして、上に金紙を裏返しに置き、
ボールペンで自由に絵や文字を描いていきます。

スプレーのりでダンボールに並べて貼りました。金屏風の完成。
(これだけで作品にしても面白いかも)

雛人形を並べてボンドで固定して完成です。

たのしい図工たのしい美術

~エンタテインメントな授業をめざして~ 特別支援学校での小学部の図工、中学部、高等部の美術の個人的実践記録です。 このサイトが障害児教育現場での図工・美術の授業で悩んでおられる方のヒントにでもなれば幸いです。

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